
白内障手術後について
手術後の注意点
入院しているつもりで安静にし、目を絶対に濡らしたりこすったりしないこと。
手術も無事に終わった当日は、日帰り手術の場合でも安静が第一です。安静の目安は、その人の目の状態によっても変わってきますが、一般的な当日の過ごし方の目安をあげておきます。
トイレへの歩行は特に問題ありませんが、不自由を感じたなら誰かに介助してもらいましょう。
テレビや新聞など、目を使うことはなるべく控えましょう。
お風呂の入浴は避けて下さい。
外出はなるべく控えましょう。
傷口からバイ菌が入らないように注意しましょう。目を押さえないようにして下さい。
手術した目を保護するため、保護メガネ(眼帯)は夜寝るときもしておきましょう。保護メガネは、紫外線をカットし風やホコリから目を保護してくれます。
目薬をさす前には必ず手を洗いましょう。点眼の間隔は5分以上あけて下さい。
点眼や薬の服用については、必ず手術後に説明された指示を守って下さい。
うがいや歯磨き、ヒゲ剃りは当日から大丈夫です。ただし、顔を洗う場合には、目の中に水が入らないように注意し軽く拭く程度にしておきましょう。絶対に目を強く押したりこすらないようにして下さい。
重たいものを持ったり、ホコリっぽい場所は避けましょう。
お酒はお医者さんの許可が出るまで控えて下さい。タバコは重大な影響が出るほどではありませんが、回復が少し遅れることもあるため、どうしても吸うのなら本数を減らしましょう。
他に何か心配なことがあれば、事前に担当医に聞いておくのもいいですし、帰宅後、もし痛みがあったり気分が悪くなった場合には、すぐに病院に連絡を入れて指示を受けましょう。
手術の時間も短く、入院ではないからと軽く考えていると、視力の回復も遅くなりますので、くれぐれも注意が必要です。
手術後の日常生活
1日4回の点眼を忘れずに、お酒は担当医の許可が出るまで控えること。
●手術の翌日
お風呂はお医者さんの指示があるまで控え、シャワーか体を拭く程度にしておきましょう。
食事の制限は特にありませんが、毎食後の点眼と薬の服用を忘れないようにして下さい。
顔を洗うときは目をこすらないように注意し、濡れたタオルで拭く程度にして下さい。
テレビや新聞・雑誌などを読むときには、長時間にならないようにしましょう。
通院の際には、なるべく車の運転は避けましょう。
●手術後3~5日目
お風呂に入っても大丈夫ですが、顔を洗わずに拭く程度にして下さい。
保護メガネは1週間後の診察まで、夜寝るときもしておきましょう。
事務程度の仕事や家事も可能ですが、目が疲れない程度にしましょう。
通院、外出の際には、なるべく車は避け、バスや電車などの交通機関を使い、人混みはできるだけ避けましょう。
●手術後1週間目以降
仕事や家事も平常通り可能ですが、体に負担のかかるものや危険な作業は控えましょう。
処方された薬や1日4回の点眼は忘れずに続けて下さい。
洗髪や化粧も可能になりますが、目を強く押したりこすらないように注意して下さい。
外出や旅行も可能になりますが、あくまでも体調をみながらにしましょう。
●手術後2週間目以降
お酒や散歩、軽い運動は2週間目から可能になります。手術から1カ月経てば傷もほぼ完治しますので、激しいスポーツも可能になります。また、視力が安定してきますので、メガネが必要な人はメガネ合わせの検査を受けることができます。
点眼は3カ月間続きますので、くれぐれも忘れないようにしましょう。
眼内レンズとメガネ
アッという間に終わりますが、顔や体を動かさないことが大切。
手術は、まず水晶体の濁った部分を取り除く「水晶体超音波乳化術」を行い、次に取り除いた水晶体の代わりとなる人工レンズを移植する「眼内レンズ挿入術」を行います。手術室では、まず麻酔をしますが、点眼麻酔か前房内麻酔などを併用する場合もあります。いずれも局部麻酔ですので、手術中も周りの声ははっきり聞こえますし、意識もあります。
次に、黒目と白目のさかい目を3~5mm切開し、水晶体前嚢を円形に取り除きます。このとき、眼内レンズを固定するために、後嚢は残しておきます。その後に、超音波吸引装置を使い、水晶体核を軟らかくドロドロにした後、皮質とともに吸引します。
最後に、特殊な器具を挿入し、残した後嚢上に眼内レンズを固定して手術は終わります。 手術にかかる時間は、通常ならば10分~15分程度で終わりますが、白内障の進行度合いや合併症がある場合など、長くなる場合もあります。
手術は仰向けに寝た状態で、顔にはカバーをかけて行います。手術が始まると、「右を見てください」「はい、左を見て」というように、担当医が指示する方向を見るようにします。その際に、顔や体は動かさずに、目だけを動かすようにします。急に顔や体を動かすのは危険なので注意が必要です。麻酔に関しては、痴ほう症など精神的に障害がある人や極度に神経質な人、また小さな子どもの場合など、人によっては局所麻酔ではなく、全身麻酔になるケースもあります。


