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白内障手術の費用

相場は3割負担で4万円前後、申請すると還付金や免除されることも。

白内障の手術費用は病院によっても違います。平成4年の4月以前は、眼内レンズは保険が適用されず、その費用約10万円を全額自分で払わなければなりませんでしたが、今では保険の対象となります。下記は「水晶体超音波乳化吸引術」と「眼内レンズ挿入術」を合わせた金額になります。

全額自費の場合は、12~20万円前後になります。例えば、費用が15万円かかる手術の場合は、1割負担の老人手帳を持っていれば、1万5千円、3割負担ならば4万5千円が実際に払う金額となります。この金額には、片目に対しての手術費用で、この中には、手術当日の検査の費用や投薬等も含まれています。また、支払った金額が一定の規定額を超えていれば、還付金として戻ってきます。

例えば、老人保健1割負担の人ならば、月額1万2千円(平成15年4月1日現在)を超える分が還付金となります。さらに、「市町村民税非課税世帯等」に属している人や「老齢福祉年金」を受給されている人は、市町村の認定が必要となるものの、負担金の一部か全額が免除される場合があります。いずれにせよ、申請が必要になりますので、各市町村に問い合わせてみましょう。

また、加入している生命保険の種類によっては、「入院給付金」が支給されます。給付倍率は手術によって異なりますが、「入院給付金日額×給付倍率」が給付されます。 尚、入院の場合は、1週間前後かかりますが、手術費用に別途、入院費用と個室差額ベッド代がかかります。

 

手術に必要な検査

手術前の検査結果によっては、手術そのものを受けられない場合もある。

白内障の手術を受けるには、さまざまな検査が必要になります。まず、初診のときに「視力」や「眼圧」などの基礎検査を行い、白内障の原因を調べます。ほとんどの人が、老化による「加齢性白内障」と診断されますので、「水晶体超音波乳化吸引術」を受けることになりますが、白内障の症状が進み、水晶体が真っ白く濁り硬くなり過ぎてしまったり、合併症がある場合など、状況により手術の方法も変わってきます。もちろん、初診のときに手術がまだ必要ないと診断される人もいますし、もしも診断結果に不満や疑問がある場合には、いくつかの病院や専門医を受診するのもいいでしょう。

次に、手術が可能かどうか、血液検査や血圧測定などの全身検査や網膜の働きなどを調べます。検査項目には、「視力検査」「眼圧検査」「屈折検査」「眼底検査」(網膜の状態を調べる)、「角膜曲率半径」「角膜内皮細胞検査」(角膜の内皮細胞が減っていないか)、「細隙灯顕微鏡検査医」(水晶体の濁り状態)などです。水晶体の濁り状態によっては網膜の電気的検査も必要となります。

その結果、手術そのものができない場合もありますし、日帰り手術ではなく入院手術が必要だと判断される場合もあります。もしも診察を受けた病院に入院施設がない場合でも、ほとんどのお医者さんが入院施設のある病院を紹介してくれますので心配はいりません。

また、取り除かれた水晶体の代わりに人工の眼内レンズを入れますが、そのために「超音波検査(眼軸長検査)」も受けます。この眼内レンズは1カ所にしかピントが固定されません。一般的には、遠くへピントが合うようにしますが、もともと近視の人や近くを見ることが多い人などは、近くにピントが合うようにした方がいい場合もありますので、お医者さんと相談しながら、自分のライフスタイルに合った度数を選ぶことが大切になります。

 

手術前の注意点

点眼薬は指示に従い、前日には洗髪をしておき後はリラックス。

白内障手術の場合、数日前から準備が必要となります。まず、手術予定日の数日前から抗生物質の点眼薬をさします。これは、手術前に目を清潔にしておくためです。抗生物質を点眼することで、眼の表面にいる細菌を減らし、より安全に手術を行うことができます。点眼するのは手術する方の眼だけで大丈夫ですが、普通の目薬とは目的が違いますので、必ずお医者さんの指示を守って点眼することが重要です。

手術前日の洗髪また、手術の状態が良ければ翌日からお風呂に入ることはできますが、洗髪は1週間ほど控えなければいけませんので、手術の前日に洗髪をしておいた方がいいでしょう。前日には、最後の検診もありますので、ぐっすり眠れる工夫をし、体調を整えておくことも大切です。手術には不安はつきものですが、緊張しすぎると検査結果にも影響しますので、リラックスできるように心がけましょう。手術前夜は、胃の負担を軽くするため消化の良い食事をとって眠りにつきましょう。牛乳に含まれるカルシウムやトリプトファンにはリラックス効果がありますので、眠りにつく1時間前ぐらいに温めた牛乳を飲むのも、寝つきの悪い人にはおすすめです。

コンタクトレンズを使用している場合には、角膜表面の歪みで検査結果に誤差が生じる場合もありますので、手術前の使用を中止するケースも多いので、日常生活に支障がある場合には、事前にお医者さんに相談しましょう。また、普段服用している薬があれば、そのことも事前にお医者さんに伝えておきましょう。特別な指示がない限りは通常通りに服用できます。

 

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