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白内障の予防と改善

薬物療法

進行を遅らせる働きはあるもの、白内障そのものを治す薬はない。

白内障の薬には、「点眼薬・液」と「内服薬」があります。
これらの薬は、それぞれ働きが異なりますが、目的は水晶体の内部のたんぱく質の変性を抑えるためです。
ただし、老化を防ぐことができないのと同じで、白内障の進行を遅らせる働きはあるものの、白内障そのものを治す薬はありません。

初期の白内障に対して、進行を遅らせる目的として「ピノレキシン」や「グルタチオン」に代表される目薬や「チオプロニン」「パロチン」などの内服薬が多く使われています。
「ピノレキシン製剤」は、商品名を「カタリン」「カリーユニ」「カリー」といい、45年以上前に承認され、薬局でも購入することができ広く一般で使われています。
「グルタチオン製剤(タチオン、ノイチオン、チオグルタン、グルタチオン、イセチオン、ビネチオンなど)」は、不溶性蛋白になるのを阻害して白内障を予防します。

内服薬の「パロチン」は、唾液腺ホルモン製剤で、白内障の進行を予防するだけでなく、間葉系組織の疾患にも有効とされてます。
「チオプロニン製剤(チオラ)」は、水晶体蛋白の保護や解毒作用、代謝酵素賦活作用があります。
「アルドース還元酵素阻害剤(キネダック)」は、主に糖尿病性白内障に有効だとされています。
「八味地黄丸」は漢方薬で名前を聞いたことがある人もいると思いますが、白内障の進行予防だけでなく、お年寄りのかすみ目にも効果があるとされています。

ただし、いずれも薬で治ることはありませんので、あまり神経質にならず、何よりも“老化現象だから仕方がない”とあきらめて、まずは早めに診察を受けることが大切です。

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食事療法

にんじんやトマト、ブロッコリーにゴマ、ブルーベリーなど食生活で予防できる。

白内障の食事療法食べ物と健康はとても関係深く、健康な体づくりは食べ物で決まるとも言われています。
白内障に関しても、食べ物で治すことはできませんが、“予防”という意味では食べ物がとても重要です。

病気の源は活性酸素にあり!ということが言われていますが、活性酸素が体の中で悪さをして、細胞を傷つけてしまうことは有名です。
抗酸化作用は、この活性酸素を減らす働きがあります。ポリフェノールが目にいいとされているのは、この抗酸化作用が強いからなのです。

活性酸素は、本来、体の中に入ってきた細菌などをやっつけてくれる強い味方なのです。
ところが、活性酸素が増え過ぎてしまうと、今度はよい細胞にまで悪さをしてきます。
老化現象も、この活性酸素が悪さをしているからなのです。そんな活性酸素を減らすため、ポリフェノールやビタミンC・Eなどの抗酸化作用のある食べ物を積極的に摂ることが、白内障の予防とも言えます。

ちなみに、抗酸化作用のある食べ物はこんなにたくさんあります。
お茶、大豆、ブルーベリー、にんじん、パセリ、ほうれん草、トマト、みかん、かぼちゃ、柿、ブロッコリー、ハーブ、ゴマなど。
他にも、「脂っこい食事や糖分を控える」「緑黄色野菜をたくさん摂る」「水分をたくさん摂る」など、食生活で工夫できることを実践してみましょう。

眼の保護グッツ

活性酸素を作り出す紫外線をカットしてくれるグッズで白内障を予防。

紫外線にはA波、B波、C波があります。
「紫外線A波(UV-A)」は、影響力は低いものの地上に降り注ぐ量は一番多く、紫外線B波の15倍あると言われています。
日に焼けて肌が黒くなるのは、この紫外線A波の影響で、窓ガラス越しでも肌や目にも影響を与え、長い時間をかけて水晶体に吸収され、それが白内障の原因のひとつとされています。
また、紫外線B波(UV-B)は、降り注ぐ量こそ少ないものの影響力は大きく、角膜の炎症を引き起こすと言われています。

活性酸素が老化の元になっていると書きましたが、紫外線を浴びることでも活性酸素は発生します。また、環境汚染の影響でオゾン層が破壊され、有害紫外線が容赦なく降り注ぐような時代になってしまいました。
そこで、白内障を予防するという意味でも、紫外線をカットしてくれるサングラスで目を保護するのは、とても大切なことだと言えます。

また、サングラス以外にもUVカットの帽子もありますので、夏の強い日差しを感じたら、帽子とサングラスで二重対策をすれば、紫外線の影響もかなり違ってきます。
さらに、身の周りの対策として、台所やリビング、車など、長く過ごす時間が多いところの窓に、UVカットシートを貼るのもかなり有効です。
この他にも、UVカットの商品が街にもかなり出回っていますので、一度探してみてはいかがでしょう。