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白内障の手術

白内障の手術について

白内障の手術内容

白内障は目のなかにある水晶体という組織が変化することで起こります。したがって白内障手術は、濁ってしまった水晶体を人工のものに取り換えることになります。

まず、水晶体周囲にある水晶体嚢(のう)と呼ばれる組織以外の部分、すなわち変化している白内障を超音波乳化吸引器と呼ばれる機械を用いて吸引していきます。

その後、代わりとなる人工水晶体を水晶体嚢(のう)のなかに挿入して完了となります。

手術の流れ

1.診察、視力検査、眼底検査等
診察、視力検査、眼底検査等
問題となっている視力の障害の原因について、各種検査を通して調べていきます。白内障が原因であるとわかった時点で、手術の必要性や患者さんの希望などについてお話をしていきます。
一般的に白内障の進行は緩やかであり緊急性がないものがほとんどです。

したがって、患者さんは十分に検討し手術に臨むことができます。
診察では、手術を受けるうえでの注意事項やメリットデメリットについてお話しするだけでなく、手術後に得られる視野がどのようなものであるかについてもご説明していきます。術後の見え方はなかなか想像できないものです。
事前にご説明することによって、手術後の見え方に理想と現実のギャップが生まれないようにするのが目的です。
2.日取りの決定
日取りの決定
手術をすることに決めた場合、より詳しい説明と患者さんとご家族の方に行います。
当院の手術日は水曜日となっているため、前日の術前検査、翌日の術後検査を合わせて連続した火・水・木曜日のお日にちが必要となります。余裕を持ってご予約ください。
3.手術当日
手術当日
手術当日は、食事や常用薬の制限はありませんが、お化粧は控えてください。手術は、10分ほどで終了します。

処方薬および、就寝時に目をまもるための保護メガネ、眼帯などをお渡しします。なお当日は、入浴やシャワー、洗顔、新聞・雑誌・テレビなどの閲覧はせず、安静にお過ごしください。
4.翌日以降
翌日以降
手術後の状態を確認するために、翌日、1週間後、2週間後、1ヶ月後、2ヶ月後、3ヶ月後に、それぞれ通院していただく必要があります。そのほか、充血や異常などでご心配な点があれば、いつでもお問い合わせください。翌日は眼帯を付けたままご来院ください。

翌日からは、簡単な家事程度なら行えます。洗顔や入浴は、1週間ほどできなくなりますが、洗髪については、仰向けになる美容院などで、手術したことを説明したうえで行ってください。
洗顔は、コットンなどを利用して拭くようにお手入れしてください。お体についても、濡れタオルなどを使用し、直接水を浴びないようにしてください。2週間目までは、就寝時に保護メガネをかけ、飲酒も控えます。その後は、医師の指示に従い、定期検査を受けてください。

手術前のご準備

手術前に、下記のものをご用意ください。

  • 目の清拭綿(クリーンアイコットン)
  • 保護用メガネ(不用意に目元をこすらないようにするため)
  • ばんそうこう(皮膚用テープ)(手術後、夜間に眼帯を固定するため)

手術当日のご案内

手術当日のご案内
手術前の点眼処置があるため、手術まで30分から1時間程度の待ち時間が発生することがあります。
手術当日は数例の手術があるため、場合によっては待ち時間が発生することもありますので余裕を持ってお越しくださるようお願いいたします。

当日は、石鹸を使用しよく洗顔をしてきてください。油分があると目の周りの消毒の効果が薄れてしまうため、お化粧や乳液クリーム等のお顔への使用はお控えください。
朝食や昼食はいつも通り召し上がっていただいて構いません。また、いつも飲んでいる薬も通常通りお飲みください。
手術後は、15分程度様子を見て問題なければおかえりいただけますが、眼帯を使用しているため片眼で帰ることになります。

歩行には十分お気を付けください。また手術当日・翌日は車の運転はお控えください。

手術中の注意

手術中の注意
手術時間は、10から15分程度です。病状によっては、時間がかかる場合もあります。手術中は、顔や体を動かさないようご協力をお願いします。お話しいただくことは可能なので、何かありましたら早めに教えてください。

また、手術中に、「正面を見てください」「下を見てください」というようにお願いすることがありますので、その時には体を動かさず眼だけで指示された方向を見るようにしてください。

目の手術であるため、怖く感じられる方もいるかもしれませんが通常痛みはさほど強くありません。力まずリラックスしていただくことが大切です。

手術後の注意事項

眼帯:帰宅後は外さず、翌日もそのままご来院ください。手術当日の点眼は必要ありません。帰宅後は、軽度な家事であれば可能です。手術翌日より3日程度は保護用の眼帯を就寝中にご使用いただきます。10日程度は、出歩くときは保護用の眼鏡の使用をおすすめしています。

入浴:手術当日より首から下のシャワーはしていただいて構いません。入浴は翌日より可能ですが、目は濡らさないよう十分お気を付けください。

洗顔・洗髪:ご自分で顔・髪を洗うのは3日間お控えください。(濡れたタオルなどで拭く、仰向けでの洗髪は構いません)。ただし、患者さんの経過次第で日数が代わることがあります。

お酒:当日は飲酒をお控えください。

仕事:事務仕事であれば、目に負担のかからない程度で翌々日より可能です。屋外での仕事は1週間程度、重労働は2週間程度お控えください。

運動:汗をかくような激しい運動は1週間程度お控えください。


その他:畑仕事や草むしり、土などに触れることは1週間程度お控えください。また、プールや温泉などで水に顔を付けるのは1か月過ぎてからにしてください。

術後の薬について

基本的に、服用中の薬は手術前後で止める必要はありません。
また、手術前後で使用する薬はすべて点眼薬であるため、飲み薬が苦手という方でも安心です。

術前に、3種類の点眼薬をお渡ししていますが、これらは感染予防と術後の炎症を抑えるためのものです。これらは術後1か月間使用し、その後は変更指示になります。

目薬の指し方

術後の目薬について
三種類の目薬を、最低3分程度間隔をあけてさしてください。
順番はどれからでも構いませんが、点眼前は必ず石鹸等で手を洗い清潔にしてから行ってください。術後洗顔が可能になる前は、点眼前後に目の周りを洗浄綿(コットン)で拭くようにしてください。

点眼の際には、なるべく上瞼に触らないようにし、下瞼を軽く引っ張りながら1~2滴たらすようにしてください。